化粧品のための動物実験反対
NO! 動物実験
ラッシュは創立以来、化粧品のための動物実験に対して、反対の声を上げ続けています。
化粧品の開発・製造の過程において、商品や原材料の安全性を確かめるために動物実験が行われていることを知っていますか?
ラッシュでは、人が使う商品や原材料の安全性は、人と種差のある動物によって確証されることはないと考えているため、医師や専門家の監督のもと、人のボランティアにより確認してきました。そして私たちは、このような経験から、動物実験をしなくても安全で効果的な化粧品を作ることが出来ると確信しています。
ヨーロッパでは、1980年代から1990年代に、化粧品の動物実験に反対するキャンペーンが各国で広がりました。消費者は、国会議員に声を届けるために署名を集め、動物保護キャンペーンに寄付をしました。そして、化粧品会社に対して、動物実験を止めるよう声を上げ、デモ行進にも参加しました。そして、自分の支払うお金の行き先として、動物実験のされていない化粧品を求めました。このムーブメントは、後に、ヨーロッパでの化粧品のための動物実験禁止につながりました。現在、EU域内で製造・販売される化粧品は、動物実験が一切行われていません。
EUでいう「化粧品」は、日本では「化粧品」と「医薬部外品(薬用化粧品)」が含まれます。化粧品開発において、メーカーは自らの責任において安全性を確保することになっており、動物実験は義務付けられていません。ただし、防腐剤、紫外線吸収剤、タール色素に関しては、「化粧品基準」によって配合できる成分や量が決まっており、メーカーが新たに開発した上記成分や、配合量が規制されている成分の量を増やしたいなど、既存の基準を改正して化粧品の開発をしたい場合は、動物実験から得られたデータの提出が求められます。そして、「医薬部外品」については、一部、動物による毒性試験のデータの提出が求められる範囲があり、動物実験が行われる可能性があります。
現行の日本の規定では、化粧品の開発から、原材料の買い付け、製造に至るまでの過程を通して動物実験が行われる可能性はあるため、それを避けるためには、どのような原材料を使うか、どのような取引先から原材料の買い付けを行うか、またどのように動物実験以外の方法で安全性を確かめるか、これらが重要なポイントとなります。
化粧品のための動物実験廃止に向けた戦いは、ラッシュの企業姿勢とポリシーであるだけでなく、ラッシュの生涯の目標であり、コアバリューです。私たちは、不必要で残酷な化粧品のための動物実験が廃止される日まで、断固として動物実験に対して、反対の声を上げ続けます。
ラッシュの原材料バイイングポリシー
私たちは、いかなる理由においても、動物実験をしていない取引先からのみ原材料や資材を購入し、すべての取引先から動物実験に関わらないことを確認する書類を毎年提出していただいています。
第三者による監査
ラッシュの原材料調達チームは、全ての調達において動物実験反対ポリシーを徹底するよう、常日頃から尽力しています。それに加え、ポリシーの遵守とベストプラクティスを確実にするためには、第三者に社内のプロセスを確認してもらうことも重要です。ラッシュでは、グローバルで協力し、動物実験に一切か関わらないことを徹底するため、バイイングポリシーの監査を外部組織に委託しています。
商品の安全性確認テスト
ラッシュでは、医師や専門家の監督のもと、人のボランティアにより商品の安全性を確認してきました。そして私たちは、このような経験から、動物実験をしなくても安全で効果的な化粧品を作ることが出来ると確信しています。
また、新商品の安全性を確かめる方法として、ボランティアの方々によるテストだけではなく、動物実験を実施していない研究所において、動物実験に代わる近代的な代替法で試験管を用いたテスト(in vitro)を行っています。
Lush Prize(ラッシュプライズ)
動物実験廃止を目指して、動物実験代替法の研究をしている個人や団体を称える「Lush Prize」を隔年授与しています。
キャンペーン
ラッシュは、人・動物・自然環境がハッピーに共存できる持続的な社会をつくることを信念とし、社会課題に対してアクションを起こすキャンペーンカンパニーです。これまでも、これからも、動物実験廃止に向けたさまざまなアクションを取っていきます。
チャリティ
消費税を除く売上げの全額が寄付となる「チャリティポット」を通して、動物実験廃止を含む動物の権利擁護活動を応援しています。
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