『デクスターズ ドラゴンエッグ』キャンペーン

動物実験を行わない横紋筋肉腫の研究を推し進めるチャリティ商品『デクスターズ ドラゴンエッグ』を発売し、小児がんの子どもや家族をサポートするチャリティ団体「アリスズ・アーク」と協働で「デクスターズ・アーク基金」を設立します。

2月15日の「国際小児がんデー」は、世界各地で小児がんの啓発活動が展開され、小児がんと闘う子どもたちとその家族への支援が呼びかけられます。ラッシュでは、2023年2月15日(水)の国際小児がんデーに合わせ、ゴールドに輝くバスボム『デクスターズ ドラゴンエッグ』を世界21の国と地域で発売します。

消費税を除くこのバスボムの売上げの全額50万ポンド(約8,000万円※1)は、ラッシュが本キャンペーンのパートナー団体である「アリスズ・アーク (Alice’s Arc)」と設立する「デクスターズ・アーク基金」を通して、動物実験を行わない横紋筋肉腫の研究に寄付されます。  

ラッシュが『デクスターズ ドラゴンエッグ』キャンペーンを行う理由

2022年7月、ラッシュの創立と発展に尽力してきたコンスタンティン一家は、7歳のデクスター・コンスタンティン=タッチェルを横紋筋肉腫で亡くしました。横紋筋肉腫は発症頻度が低く、研究費や治療費が不足している小児がんの一種で、小児から若年成人の中で100万人に4-5人程度が発生する非常に稀な腫瘍です。日本では年間50-100人程度が発症すると推定されています。

デクスターを含む世界中の多くの子どもたちは、適切な治療を受けられなかったことでその命と未来を失いました。ラッシュはこの状況を変えるために、小児がんで苦しむ子どもや家族をサポートするイギリスで設立されたチャリティ団体「アリスズ・アーク」と協働し、「デクスターズ・アーク基金」を設立しました。

チャリティ商品『デクスターズ ドラゴンエッグ』の開発背景

闘病中のデクスターに寄り添ってくれたのが、ドラゴンのぬいぐるみ「クラックル」でした。ラッシュはデクスターと彼に似た境遇に置かれた子どもたちのことを多くの人に伝えるべく、小児がんの子どもを支える世界共通のシンボル、ゴールドリボンからインスピレーションを受け、ロングセラーのバスボム『ドラゴンの卵』をゴールドに色づけし、『デクスターズ ドラゴンエッグ』を開発しました。

デクスターズ ドラゴンエッグ』は、発生が稀(※2)でほとんど知られていないと言われる小児がんの一種、横紋筋肉腫(おうもんきんにくしゅ)の認知向上と、一日も早い治療法の研究開発の推進のために、横紋筋肉腫という過酷な病の診断を受けるご家族の一助になりたいと考えるラッシュが開発したキャンペーン限定のチャリティ商品です。このバスボムの消費税を除く売上げの全額は、「デクスターズ・アーク基金」を通して、動物実験を行わない横紋筋肉腫の研究に寄付されます。

キャンペーンパートナー「アリスズ・アーク」について

本キャンペーンのパートナー団体「アリスズ・アーク」は、横紋筋肉腫を含む小児がんで苦しむ子どもとその家族のために、より効果的な治療法の発見を目指し、イギリスで設立され、今では世界的に活動するチャリティ団体です。アリスズ・アークでは、治療の副作用を最小限に抑え、長期生存者の割合を増やすために重要な、より効果的な治療法を見つけるべく、研究機関や小児がん専門病院への資金提供を続けています。

アリスズ・アークでは、横紋筋肉腫に苦しむ患者一人ひとりのアーク(物語)を通して、家族間のネットワークを構築しています。がんを患うと、診断から治療、闘病中におけるQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上、患者や看病にあたる家族の心のケアなど、多くのサポートが必要です。アリスズ・アークでは、福祉サービスや支援グループを活用して、各段階で家族を支えたいと考えています。小児がんは誰でもなり得る病気だからこそ、横紋筋肉腫と診断された子どもたちのアークに「良い変革をもたらす」という使命感を持って、今日も活動に尽力しています。

「デクスターズ・アーク基金」は、アリスズ・アークのプロジェクトのとして設立された16番目のアーク(物語)です。この基金は、デクスターの家族やコミュニティが彼の物語を伝え、彼の名を冠した寄付活動を行い、変革の声を上げるためのプラットフォームです。

  

2022年の7月にデクスターを失うという悲劇が起こったにも関わらず、デクスターズ・アーク基金を立ち上げるため、このキャンペーンを共に作り上げてくれたラッシュとデクスターのご家族に心から感謝します。このコラボレーションで提供しているプラットフォームにより、小児がんに対する認知度を高めることができます。また、デクスターのために特別に開発されたバスボム『デクスターズ ドラゴンエッグ』の販売を通じて、資金を集めることもできます。私たちは、ラッシュとデクスターのご家族と今後もコラボレーションしていきたいと考えています。

アリスズ・アーク 共同創立者サラ・ウェイクリング

  

変革を実現するためには、コラボレーションが不可欠です。アリスズ・アークは研究機関や病院、臨床医やご家族と強固な関係を築きながら、各ステークホルダーとのコラボレーションによって横紋筋肉腫で苦しむ人たちの変化を求める声を紹介すると共に、最先端の治療法で安全に病気を治すことができる未来を作っています。

精力的に活動を続けるアリスズ・アークは、小規模な団体で、スタッフもボランティアで活動しています。どんなに小さな寄付や行動でも小児がんに苦しむ子どもたちを救う一助となります。

アリスズ・アークについてもっと知りたい方は、ウェブサイトをご覧ください。
https://www.alicesarc.org/
※英語のみ
※リンク先のサイトは小児がんと闘う子ども達について書かれています

日本における小児がんや難病の子どもたちのサポート団体

小児がんや難病の子どもたちのために活動しているラッシュのチャリティパートナー団体を紹介します。サポートを必要とする子どもたちや子どもたちを支える方々のために、適切なケアや情報が提供される社会となるよう願っています。

一般社団法人 みんなのレモネードの会
https://www.minnanolemonade.com/
小児がん患児家族の立場から「小児がんのことをもっと知ってほしい」「患児や患児家族でつながりたい」と小児がん啓発活動、患児やその家族の交流会などを開催しています。

一般社団法人チャーミングケア
https://charmingcare.jp/
病気や障がいのある子どもたちにとって治療はもちろん大切ですが、それだけでは不十分です。チャーミングケアは、病気や障がいを抱える子どもたち、そして家族が必要としているケアを届けるための活動をしています。  

NPO法人しぶたね
https://sibtane.com/

イベントの開催や冊子の配布、支援者養成、4月10日の「きょうだいの日」にあわせた啓発等を通して、病気のある子どものきょうだいを応援しています。

あそびかた研究会
http://www.asobikata.jp/
小児医療センターを基軸に、病気や障がいのため入院または在宅療養しているこどもやそのきょうだいとの、さまざまな「あそびかた」を、多職種の支援者でまなび(あそび)あっています。参加者はそれぞれが研究会で培ったネタを生かして、病気や障がいを持つこども・きょうだいをサポートしています。

動物実験との戦い

ラッシュは創立以来、化粧品のための動物実験に反対しています。そしてその戦いは、今日も続いています。動物実験をすることは科学的根拠に乏しく、人と種差のある動物によって確証されることがないと考えています。

ラッシュでは、人のボランティアにより商品の安全性や効果を実証します。そう、実際の人間です。また、人間の細胞培養や微生物学を用いたインビトロという実験法を採用しています。

ラッシュは動物実験を行いません。ベジタリアンの基準を満たさない動物由来の原材料を利用することもありません。現在も、そしてこれからも、動物実験の実施や委託に関与のない会社からのみ原材料を購入します。ラッシュは動物実験を一切許容しません。お客様の安全は重要だと考えていますが、動物実験を行わなくても安全を確保することはできるのです。

※2 1ポンド=160円換算

※1 横紋筋肉腫は、小児から若年成人の中で100万人に4~5人程度が発生する非常に稀な腫瘍であり、日本では年間50〜100人程度が発症しているとされる情報もあるようです。

2023年2月

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