原材料

ティーツリー葉水

Melaleuca alternifolia

お肌と髪をさっぱり清潔に

ティーツリー（学名:Melaleuca alternifolia）は、オーストラリア南東部原産の低木で、ユーカリ、チョウジ、グアバなどを含むフトモモ目、フトモモ科に属します。

「Melaleuca」という学名は、森林火災でその幹が黒焦げになったことに由来します。 ギリシャ語の「melas」（黒）と「eucos」（白）から「Melaleuca」という名前が派生しました。 実際、幹、枝、花の色は白く、樹皮が層状になっていて紙のように剥がれることから、一般に「ペーパーバーク」と呼ばれる木の一種です。

「ティーツリー」という名前は、英国の探検家キャプテン・クックが、この木の葉を煎じてお茶のような飲み物を作って部下たちに飲ませたと言われていることに由来します。

オーストラリア先住民たちは、この葉を薬茶および伝統薬として長年使ってきました。 枝葉部分に、香り高いエッセンシャルオイルがふんだんに詰まっています。 樹種によっては、葉とそのエキスに優れた殺菌作用があるため、利益目的で不当に取り扱われているものもあります。

その樹皮は、屋根材、船のコーキング材、バスケットの内張りなどに使われます。 オーストラリア先住民の女性は、昔からこの樹皮で赤ちゃんをくるんでいたと言われています。殺菌作用もあったため、寒さだけでなくバイ菌からも子供を守ることができた訳です。

ティーツリーの葉は収穫後、現地で水蒸気蒸留されます。 そのオイルは、清々しく爽やかな香りを放ちます。 ティーツリーオイルの元となる葉自体も、髪と皮膚を美しく健康に維持するのに役立ちます。

ティーツリーオイルの成分には100種類ほどの物質が含まれていますが、中でもテルピンという物質がこのオイルの優れた薬効に寄与していると考えられています。 このオイルの抗菌作用、抗カビ作用は化学的に実証されており、特に酵母菌に作用があります。

ラッシュでは、ティーツリーオイルを水分で薄めてティーツリーウォーターを作っています。お肌と髪を清潔にするので、様々な商品に使用させています。