トウモロコシから生まれる挑戦 ーラッシュの持続可能な緩衝材への取り組みー
ラッシュの緩衝材は植物由来の原材料でできています
地球温暖化、異常気象、海ごみや使い捨てプラスチックによる海洋汚染、生物多様性の損失、森林破壊、そして土壌の劣化。これらの環境問題に関するニュースに触れない日はありません。まるで地球が悲鳴をあげ、私たち人間にSOSを出しているかのようです。私たちはこれらの問題解決に向け、日々試行錯誤を重ねています。
緩衝材における私たちのチャレンジ
商品の原材料や容器だけでなく、緩衝材についても同じ考えを持っています。「地球をよりみずみずしく、豊かな状態で次世代に残す」というブランドの使命のもと、地球環境に負荷をかけず、お客様も地球もハッピーになれる緩衝材を探求しています。
これまで、私たちはさまざまな素材を試してきました。本物のポップコーンやリサイクルプラスチックを使用したエアー緩衝材など、環境の変化や素材の特性を考慮した工夫を積み重ねてきたのです。
現在、ギフト商品やオンラインで購入された商品が配送ボックスに入っている際に使われる、ふわふわした白いマシュマロのような緩衝材をご覧になったことがあるかもしれません。「これって何からできているのだろう?」と疑問に思われた方もいるでしょう。実は、この緩衝材はトウモロコシ由来のコーンスターチを主成分としています。
なぜトウモロコシ由来の緩衝材を使うの?
トウモロコシを原料とするコーンスターチ製の緩衝材は、生分解性という特徴を持ち、自然環境の中で分解される素材です。埋立地や焼却処理の際の環境負荷を抑えられることが期待されています。
生分解性素材とは、自然環境中の微生物によって分解される性質を持つ素材のこと。この特性により、廃棄された場合でも土壌や水中で徐々に分解され、最終的には二酸化炭素や水、無機物といった自然に無害な形になります。また、分解された素材は土壌や水の栄養源となるため、生態系全体の維持に貢献します。
さらに、通常の100%プラスチック製のように環境中に長期間残ることがないため、動物が誤って飲み込んでしまうリスクも低減されます。埋立地の必要性を減らすことで、新たな土地の破壊や利用を抑え、生態系の破壊を防ぐことにもつながります。
また、埋立地で廃棄物が分解される際に発生する温室効果ガス(メタンや二酸化炭素)や、有害物質による地下水や土壌の汚染リスクも軽減できます。このように、生分解性素材は野生生物への影響を抑え、エコシステムの保護にも役立つのです。
二酸化炭素排出削減への取り組み
トウモロコシ由来の緩衝材は、石油由来のプラスチック素材と異なり、自然分解時に有害物質を放出するリスクが少なく、輸送や廃棄の際の環境負荷も抑えられることが期待されています。また、輸送コストや二酸化炭素排出量の削減に向けた改善も続けています。
トウモロコシ由来の緩衝材の進化
トウモロコシは、1年で収穫可能な作物で、資源再生の効率が高いため、持続可能な選択肢として注目されています。私たちは、2016年からこの素材を主成分とする緩衝材を採用してきました。
しかし、コーンスターチ緩衝材には「くっつきやすい」という特性があり、湿度や水分に弱い点が課題でした。この課題を克服するために、緩衝材製造メーカーと共に防水性や防湿性を向上させる試みを行い、従来の素材特性を活かしながらも役割を十分に果たせる緩衝材を開発しました。プラスチックの配合量を1%以下に抑えた純度の高いコーンスターチ製の緩衝材です。この改良品は、2018年9月から使用が開始されました。
さらに素材の中には、環境保護と地域社会の活性化を目指して、サシバ(絶滅危惧種に指定されているタカの一種)の保全活動に関連する「サシバの米」も使われています。サシバが飛来する里山を守るために、農薬や化学肥料を極力使用せずに育てられた米です。
現在も、より地球にポジティブな影響をもたらせる緩衝材を探求し続けています。私たちは、循環効率が100万年とも言われる石油由来プラスチックの使用を最小限に抑え、環境への負荷を軽減することを目指しています。
ラッシュのバイヤーはこう語ります。
「素材がエシカルであることはもちろん、緩衝材自体の輸送・配送にかかるエネルギーを減らし、それに伴う二酸化炭素排出削減にもつなげることを意識しています。今の状況にとどまらず、さらに地球環境にポジティブな影響を与えるため、努力を続けていきます」
お客様にお届けする商品の破損を防ぎつつ、環境にも配慮する。私たちは「地球をよりみずみずしく、豊かな状態で次世代に残す」ブランドとしての使命を胸に、持続可能な未来を目指して、これからも進んでいきます。
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