キャンデリラロウ

原材料

キャンデリラロウ

Euphorbia cerifera

ベネフィット

Natural

キャンデリラロウはお肌と髪を保護バリアのようにコーティングして潤いをキープする成分です。また、他の成分を均一に混合し、はっ水性を備えた濃厚な質感を生み出すのに役立つため化粧品の製造に重宝されています。

キャンデリラロウは、メキシコ原産のキャンデリラソウ(ユーフォルビア・アンティシフィリティカ)という植物から得られます。100本以上の淡い緑色をした茎の束を形成し、雨季には頂部に小さなピンク色の花が開花。それぞれの茎は濃い樹液で覆われ、乾季になると樹液がワックス(ロウ)に変化し植物を乾燥から守ります。

キャンデリラソウは、20世紀に勃発した2つの世界大戦において、ワックスがテントや設備の防水に用いられたので乱獲されました。現在、その栽培は管理されており、各収穫者(または、キャンデリラソウの採集販売者/カンデリイェーロ)は許可を得て持続可能な方法でキャンデリラソウを収穫しています。例えば、キャンデリラソウの成長を妨げないように伐採は60%未満に調整するというように配慮が必要です。

キャンデリラソウが多く見られるのはチワワ砂漠とその周辺で、ラッシュのバイヤーはメキシコからキャンデリラロウを調達しています。サプライヤーは地域社会と連携し、現地の持続可能な活動の中心を担っているそうです。従業員や農家の生活から土地の管理に至るまで、彼らは福利、安全、環境への影響を改善するために投資しています。例えば、キャンデリラソウからワックスを抽出する新しい技術の研究開発もその一つ。従来は硫酸を使ってワックスを抽出していました。新しい加工技術はクエン酸を用いており、ラッシュ商品に含まれているキャンデリラロウは100%この方法を採用しています。

※産地は時期や商品によって異なる場合があります。

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