原材料

カカオ脂

Theobroma cacao

お肌を柔らかく整える

カカオの木（学名：Theobroma cacao、「神々の食糧」という意味）は熱帯アメリカ原産で、およそ9メートルの高さに成長します。4年目で、暗い赤や茶色のさやをつけ始め、果実を実らせます。それぞれのさやには、50個程度の種子が含まれています。

カカオバターを作るには、これらの種子を発酵させて苦味を取り除きます。その後洗浄し、選別、焙煎し、割って硬い殻を取り除きます。取り出した「カカオニブ」を細かくすり潰し、カカオマスと呼ばれる濃厚な脂質のペースト状にします。

カカオマスから脂肪分の一部を取り除き、圧搾し、カカオバターとカカオパウダーを分離させます。こうして出来上がった、クリーミーな色のカカオバターは、典型的な油脂とは異なり、ベタつきのないバターです。硬質性で、チョコレートの香りがします。

カカオバターは、油っぽさが少ない安定した脂質です。その他の植物油脂と組み合わせて豊潤なブレンドを作ることもできます。ラッシュのマッサージバーでは、他の天然原材料とともに作用を発揮します。体温に反応して溶け出し、お肌を柔軟でなめらかに整えてくれます。

天然の乳化剤でもあり、お肌や髪を柔らかくするよう働きかけます。ラッシュでは、保湿とコンディショニング作用のために、多くの商品にカカオバターを使用しています。