原材料

EDTA

ベネフィット

Synthetic

EDTAは、2つの窒素原子と4つのカルボン酸から形成されたキレート剤です。一定の条件下で、この化合物は4つの酸素原子に対して負電荷を生じ、これによりEDTAが遊離金属イオンや鉱物を捕集できるようになります。これをラッシュ風にEDTAをロブスターに例えて説明すると、ロブスターがその爪で水中を浮遊する鉱物をがっちりと捕獲しているような状態と言えます。おわかりいただけたでしょうか?

エデト酸(EDTA)は、カラー化粧品、ソープ、シャンプー、洗面用品などで、色、質感、香りの変化を防ぐための保存料として広く使われています。工業、医薬品など多くの用途があり、食品の保存料としても利用できます。

ラッシュでは、パームオイルを使わない新しい石ケン素地の原料としてEDTAを使っています。

遊離金属イオンや鉱物を排除するメリットは多くあります。まず、商品の酸化防止物質として機能することで、素地の安定化を促進します。その結果、ソープ類の華やかな色と香りが長持ちするようになります。

さらに、水の硬度が低下され、洗い心地が向上するという利点があります。

最後に、お風呂で使ったときにソープから自然に生成される石鹸カスを減らすことができます。

過去数年にわたり、EDTAの利用に関してさまざまな意見が交わされてきました。化粧品の原料として安全な成分であるという点では意見が一致しているものの、その使用量や環境への影響についての懸念が示されています。ラッシュのソープ類からEDTAを除去してみたところ、色と香りに大きな劣化が生じることが明らかになったため、原料としてEDTAを引き続き使用していくという決定を下しました。

その過程で、ソープ類でのEDTAの添加量がきわめて少量であること、パームオイルを使わない石ケン素地の新しい原料としてEDTAを使用している点などを考慮しました。その結果、これが環境配慮の最も厳しい条件を満たす石ケン素地であり、ラッシュ最高のものであると確信しました。