原材料

コショウボク油

Schinus Molle

ピーター・パイパーがつまんだペッパーは、もしかしたらピンク色だったのかもしれません。コショウボク油（ピンクペッパーオイル）には、甘くてスパイシーな香りをラッシュ商品にプラスするだけでなく、お肌の調子を整えてツヤを与える働きもあります。

コショウボクは高さ15mまで成長する常緑高木で、一つの房に鮮やかなピンク色の実を100個近くつけます。果実、樹皮、葉を砕くと豊かな香りを放つのが特徴です。驚くべきことに、コショウボクはカシュー（種子がカシューナッツ）と同じウルシ科に分類されています。

インカ人もピンクペッパーを食していたと考えられており、山岳地帯での生活で体をあたためる栄養価の高いスパイシーなスープを作るために用いていたという説があるそうです。現在では、コショウボク油のブラックペッパーよりもコクのある甘くスパイシーな香りがアロマを楽しむ人に愛されています。ペッパー独特の辛みがふんわり漂うフローラルノートやスモーキーノートによって中和されていて、繊細でありながら高揚感のある香りです。