レシチン

原材料

レシチン

ベネフィット

Natural

大豆レシチンは、卵、穀類、また、大豆、サヤエンドウ、アルファルファなどの豆類に自然に含まれる脂肪性物質です。レシチンは、モーリス・ゴブリーによって1850年に初めて卵黄から分離され、ギリシャ語で卵黄を意味する「レシトース(lekithos)」にちなんで命名されました。

生体膜の主要構成成分で、生命維持に欠かせず、体内で自然に生成される物質です。市販のレシチンのほとんどは大豆レシチンで、1930年代に抽出に成功しました。

レシチンを発見するきっかけとなった卵は、栄養面において研究者たちの間で長い間謎となっていました。というのも、卵はコレステロールが高いにも関わらず、適度に摂取すれば、血液中のコレステロール値が特に上がることがないからです。卵に含まれるレシチンが、血管壁にコレステロールが付着するのを防ぐということが判明し、この謎が解けました。

モーリス・ゴブリーは、レシチンの発見時、水と油を混じり合わせることができる物質であることを突き止めました。レシチンは自然に生じる界面活性剤ということで、稀な物質であると言えます。

界面活性剤は湿潤剤としても知られていますが、液体の表面張力を弱めるために用いられる物質です。商品を塗布しやすくし、水と油のように分離してしまう2つの原料をしっかり混合(乳化)させます。これらの理由から、レシチンは化粧品の原料として高い価値を持っています。

また食品業界でも、パン・菓子類、ソース、マーガリン、チョコレートなどの加工食品の歯ざわりを良くするために広く使われています。

化粧品では、レシチンはお肌を柔らかく整え、他の成分が角質層まで浸透するのを促します。ラッシュでは、自然由来の界面活性剤を活用することで、合成成分の配合を減らし、よりシンプルな商品の処方を可能にしています。

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