ラッシュのギフトができるまで

目を引くプリントの入ったラッシュのギフトボックスは、プレゼントに再利用したり、自分用に残しておくこともできます。ギフトについてもっと知りたい人のために、アイデアが現実になるまでのステップをご紹介します。

ラッシュのギフトは、それぞれにストーリーがあり、すべてはギフトデザインチームから始まります。イギリスのラッシュでギフトのデザインリードをしているエマ・キャズウェルが、ギフトの裏側をちょこっと見せてくれました。

ギフトデザインチームのメンバーは、どんな一日を過ごしているの?

ギフトのデザインは、アドベンチャーのように進みます。プロジェクトのどの段階にいるかによっても異なりますが、社内でワークショップを実施して、クリエイティブなアイデアの構想に日々を費やすことが多いです。定期的に会議をして、アイデアやデザインを共有したり、過去に発売した商品の振り返りもします。会議中に、いいアイデアを思いつくこともよくあります。

ギフトをデザインするときは、実際にギフトの型を作って包装紙で包みます。異なるタイプの箱で試して、どれが最も見栄えがいいかを確認し、デザインを修正することもあります。

ギフトのデザインをしていると、毎日があっという間に過ぎていきます。店頭でビジュアルマーチャンダイジングチームとギフトの見え方について話し合ったり、新しいデザイナーに会ったり、新しい素材からインスピレーションを得ることもあります。To doリストは、エンドレスです!

どこからインスピレーションを得ていますか?

クリエイティブなアイデアを常に出し続けるために、年間を通じて美術展を見に行くことが多いです。なので、最近見聞きしたものからインスピレーションを受けることが多いですね。 場合によりますが、社会的なテーマや時代からインスピレーションを得ることもあります。

インスピレーションを得るために旅行はしますか?

新しいプロジェクトのアイデアを集めるために、旅行することもあります。2019年のクリスマスには、スウェーデンのストックホルムとイェーテボリに行きました。リセベリとイェーテボリへの旅行は、『ラッシュワールドノットラップ』(販売終了商品)のデザインのインスピレーションになりました。

外部のデザイナーと仕事することはありますか?

あります!新しいギフトを企画するとき、さまざまなデザイナーと協力するのが大好きです。外部のデザイナーとコラボレーションすればするほど、よりクリエイティブなアイデアを得ることができ、最終的にコレクションがとても強力になることに気づきました。

特に、Arthouse Unlimitedとは強固な関係を築いています。私たちは彼らのデザインと創造性が大好きなので、定期的に一緒に仕事しています。

外部のアーティストと協力するだけでなく、社内にもドアを開きたいと考えています。今までに、店舗や製造などのスタッフがワークショップやデザイン出しに参加しました。

ギフトの企画に必要なものは何ですか?

新しいギフトを企画するとき、注意すべき点はたくさんあります。

前のシーズンのギフトコレクションの振り返りをして、うまくいった点と改善できた点を確認することから始めます。ショップスタッフと話をして、本当に人気のある商品や、お客様が求めているものについても確認します。

パッケージデザインに関しては、コレクションの中で、すべてが調和している必要があります。全ギフトのデザインがうまくまとまるカラーパレットを選んで、進めていくことが多いです。デザインのモックアップができたら、見え方を確認し、必要に応じて変更を加えます。

梱包による環境への影響についてはどう考えていますか?

設計プロセスの中で私たちが注意する点は、使用するパッケージの量をどれくらい削減できるかということです。過剰なギフトボックスの使用を避け、お客様がギフトを受け取った後の再利用性に重点を置いています。

包装紙、ギフトボックス、ノットラップなど、すべてのギフト包装に使用する素材に細心の注意を払っています。ラッシュの包装紙はすべて100%再生紙で作られ、箱は再生板紙で作られています。また、手作業の製紙工場と協力して、バナナの繊維やTシャツの端材などを利用し、美しい紙を作っています。ノットラップは、ヴィンテージ品か、100%オーガニックコットンまたはリサイクルされたペットボトルから作られています。

ギフトボックスはどのように作られるのでしょうか?

2010年から、ラッシュはイギリスの地元サプライヤーと協力し、構造設計、デジタルプリント、型抜きなどのプロセスをすべて社内で行っています。リサイクルされた厚紙にデザインを印刷すると、包装紙ができあがります。

印刷・裁断されたボックスは、平らに梱包されてラッシュのギフト部門に送られ、すぐに組み立てられます。箱を平らに梱包することで、サイズを約10分の1にできるため、輸送による二酸化炭素排出量を最小限に抑えることができます。

こうして箱に命が宿ったあとは、緩衝材を詰めます。生分解性で植物由来の素材でできた緩衝材が、中の商品を保護してくれます。

ギフトボックスの素晴らしい点は、美しいデザインが再利用に最適ということです。ギフトを受け取った人は、自分が誰かにギフトを贈るときに箱を再利用したり、ラッシュの商品を詰めたり、さまざまな小物を収納するおしゃれな入れ物としても利用できます。だからこそ、人々に愛されて、長く持っていたくなるデザインにすることがとても重要です。

ラッシュのギフトでいちばんのお気に入りは何ですか?

私のいちばんのお気に入りは、2016年のクリスマスの2羽のキジバトのギフトです (記憶が正しければいいのですが!)。 自分でコンセプト作りから制作までをリードしたはじめてのクリスマスギフトの1つで、再利用できるところが本当に気に入っています。箱が、金、赤、緑色のリースの形をしていて、まさにクリスマスっぽいデザイン!そして何よりも、箱の蓋を開けると、鳩のクリスマスのオーナメントが入っているのがお気に入りです。 クリスマスツリーにオーナメントを下げて、何年も使うことができます。

自分の仕事の大好きなところは?

私はこの仕事の創造性が大好きです。クリエイティブですばらしい人たちと毎日仕事をしていて、同じような日がないところが大好きなんです。さまざまな商品が店頭に並び、新しいコレクションに対するスタッフやお客様の興奮の声を聞けるのは、本当にスペシャルなことです。自分のデザインが実現するのを見ることも、とてもやりがいがあります!

ギフトがどうやってできているのかはわかりました。それでは、最新のギフトを見てみましょう...

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