原材料
オートミール
Avena sativa
ベネフィット
Natural
お肌を清潔にして落ち着かせる
オートミールとも呼ばれる、カラスムギ(学名:Avena sativa)は、何千年もの間、食料用の穀物として栽培されてきました。 紀元前2000年頃のカラスムギの種子がエジプトで発見されていますが、これらは野生種のものであったようです。 食料用としてのカラスムギの栽培は、青銅器時代にヨーロッパで始まり、その後世界中に広がりました。 寒冷気候に強いカラスムギの主要な生産国は、米国、カナダ、ベラルーシ、フィンランド、ポーランド、ドイツです。
カラスムギとその抽出したエキスは、お肌のかゆみをやわらげたり、保護する作用があるという情報が1930年代に発表されたのをきっかけに、化粧品業界で人気の原材料となりました。
カラスムギは、カルシウム、鉄分、ビタミンB1の供給源です。炭水化物も豊富な上、その他の穀物に比べて多くのタンパク質と脂質を含んでいます。カラスムギはまた、アベナンスラマイドと呼ばれる天然の抗生物質を生成します。この物質は抗酸化物質としても機能し、これがカラスムギのお肌を落ちつかせる働きを促進していると考えられています。
カラスムギとそのエキスを使った化粧品や医薬製剤には抗炎症作用があり、皮膚のかゆみや炎症を緩和することが証明されています。また、カラスムギは抗ヒスタミン性であるため、アレルギー反応にも作用を発揮します。オートミールが泡立つとオーツミルクになり、このオートミルクがお肌を落ち着かせます。
*産地については変わる場合があります。