原材料
ヘンナ
Lawsonia inermis
ベネフィット
Natural
髪にコシと輝きをもたらす
聖書にも言及され、古代エジプト人も身体装飾に使っていたヘナは、合成毛髪染料の理想的な代替品として見直されています。ヘナはヘンナとも呼ばれ、古代エジプトのミイラにもその形跡が見つかっており、青銅器時代の儀式に使われていた証拠も発見されています。
指甲花(シコウカ)の葉を乾燥させて粉末にしたものがヘナです。使用前は緑色をしていますが、染め上がりは暖かみのある赤茶色になります。その色素は、ローソン(またはヘンノタンニン酸)と呼ばれています。ヘナはコーヒー、インディゴ、その他の自然由来の染料と混ぜて使うことができ、染め上がりのニュアンスにバリエーションを与えることができます。
ヘナには髪をサラサラに整える働きもあり、それを生かしてヘアケア商品に配合されている場合があります。髪を覆う薄い膜が程よいハイライトとなり、コシと輝きをもたらします。
中東地方やアジア、アフリカの亜熱帯地域で伝統的に使用されてきたヘナは、移民によって世界の様々な地域に持ち込まれました。伝統的な身体装飾に使われており、宗教的な婚礼儀式では重要な役割を果たすこともあり、時に治癒作用と霊的作用があると信じられていました。現在でも、ヘナを使った身体装飾は、重要な芸術形式の一つと見なされています。
ラッシュの商品開発を行う、ヘレン・アンブロセンはヘナを染毛料として使うための賢く新しい方法を生み出しました。粉末状のヘナは散らかりやすく、扱いにくいため、カカオバターや他の自然由来の原材料とミックスし、ブロック状にプレスしました。こうすることで、パッケージを使わずとも簡単に店頭に並べることができるようになりました。利点はそれだけではありません。カカオバターは髪を健やかに整え、レモン果汁は髪に輝きをもたらすとともに、ヘナの着色をサポートします。*産地については変わる場合があります。